放射線の性質2

電離作用・励起作用

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 放射線が原子を通過する時に、原子の中にある電子をはじき飛ばします。電子はマイナスの電気をもっているので、電子を飛ばされた原子は、プラスの電気を帯びたイオンになります。このような性質を電離作用といいます。また、放射線が原子を通過するときに、電子が外へはじき飛ばされず、より外側の軌道に移されることもあります。これを励起作用といいます。
 タイヤやプラスチック等の物質に放射線を当てると、電離作用や励起作用が起こり、原子の結びつきを変えて、丈夫な物質にすることができます。

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